Power Appsとの出会い ― スマホ入力とクラウド化への挑戦
Stockclowd/ストッククラウド活用事例
システム導入前編-4
(前回のシステム導入前編-3からの続き)
💡社内iPhoneから始まった“ひらめき”
現場で使用していた社内のiPhoneを見て、ふと考えました。
「なんとかこのスマホでリアルタイムに在庫を管理できないだろうか?」
ノートPCは冷凍庫では動かない。
紙やExcelではリアルタイム性がない。
――それでも、これだけIT技術が発達している現代に、
“できない”はずがないと信じて、情報を探し始めました。
🔍鍵となるのは「リアルタイム性」と「入力の省力化」
在庫管理をシステム化するうえで最大の課題は、
①リアルタイム性の確保と②入力作業(データインプット)の省力化。
この2つを両立できない限り、どんなシステムを導入しても現場では続かない。
この「2点を満たす仕組み」を求めて、
インターネットや開発ツールを片っ端から調べていきました。
💻運命の出会い ― Microsoft Power Apps

そして、ある日ついに見つけたのが、
Microsoft社の「Power Apps(パワーアップス)」という存在でした。
専門知識がなくても、ローコードで業務アプリを自作できるというプラットフォーム。
「これだ」と思いました。
しかも調べていくと、iPhoneのカメラ機能でバーコードをスキャンし、
文字データとしてデータベースに反映できる機能まで搭載されている――。
まさに、求めていた理想の形。
在庫データをクラウド上で一元管理し、
スマホでリアルタイムに登録・検索できる。
その瞬間、モニターの光がまるで未来への希望のように見えました。
おまけに、オフィス365は既に契約済みで、そのアプリはいつでも
使用できる状態だったので、実はずっと前から答えは身近に存在していて、
結果的に追加投資は0円で理想のシステム構築ができました。
⚙️ローコード開発という新たな壁
もちろん、課題もありました。
Power Appsは「ローコード」とはいえ、
アプリを設計・構築するにはプログラミングの理解が必要。
そこで、すぐに関連書籍を取り寄せて独学をスタート。
とはいえ、心強い味方がいました。
――そう、「Excelマクロでいつもお世話になっているChatGPT先生」です。
自分で構想を練り、ChatGPTにロジックを相談しながら、
休日の時間を使って少しずつデータベースとアプリの構築を始めました。
気づけば、夜遅くまで画面に向かってコードをいじる日々。
でも、その時間は不思議と苦ではなく、
“現場の課題を自分の手で変えられる”という小さな確信が、モチベーションを支えていました。
🚀「ストッククラウド」誕生への第一歩

こうして、現場の冷凍庫とスマホがつながるという新しい構想が、
少しずつ形になっていきました。
バーコードスキャンによる自動入力、
クラウドデータベースとの連携、
リアルタイム在庫の可視化――。
すべてはこの瞬間から始まりました。
「ストッククラウド」誕生の原点は、
“現場の不便を自分の手で解決しようとする一歩”だったのです。
(次回へ続く)

